よた

射幸の手管(ゲームの構築について)

・単なる数字の遣り取りに過ぎない行いをそうではないと誤認させる、自分が今まさに相対している娯楽が高尚なものに違いないと感覚させる、そういった詐術こそがゲームをゲームたらしめる。ゲームにおいて何よりも大切なのはその詐術である。認識の操作の手…

つよきす論の布石(?)

・発話は意味内容のみでなく、その発話の為された状況にもその意味を左右される。前後の発話との意味内容の関わりや時間的間隔といった文脈に属する要素のみならず、身振りや表情といった身体的な要素もまた発話の意味を定位する上で重要な役割を果たす。 ・…

世界は見る人のイメージで変わるんだって。知ってた?

・スクールカーストもの、と評されるようなある種の構造を持った物語においてはまずリア充とDQNをどうやって接続するか/或いはそもそも接続しないのかって点に注視せざるを得ない、というのはつまり僕の問題意識もとい執着がそこにしかないから。 ・悪い奴…

やまなしいみなし

・人間は生まれながらにして人間という制度に組み込まれていく。種としてのヒトと制度としてのヒト、って括りを設定すると解りやすい(あまりにも粗雑な二分法ではあるが)。 ・「人は生まれながらにして人ではない。生きることで人になっていくのだ」という…

いろいろ備忘

・ねむたみを抑えて要点だけ残しておく。要点じゃないかも。知るかよ。 ・ガルパン2話、生徒会長にまーりゃん先輩の面影をなんとなく見るの巻。まーりゃんの傍若無人さ/破天荒っぷりは権力と結びつかないことで十全に魅力として機能するのだな、などと考え…

馴致の果て、感覚を仮構して

・あるゲームのゲーム性とはそのゲームから読み取られたものでしかなく、その概念/思想を一般化して他のゲームへの言及であると領域を敷衍させて解釈することは、端的に詭弁染みているのでやめた方がいいと思う。 ・あとマップ探索の話だけど、広大なマップ…

無為式の体現(読んだ人間が不幸になる記事)

・西尾維新は人間が描けていないから駄目だという類の批評を見た瞬間クソがーという感じになるのだけれど、それは「小説は人間を描かねばならない」という規範を押し付けられるのは御免だというだけの話でしかなくて。 ・規範の押し付けをこそ疎んでいる訳で…

ヤンヤンつけボー(おいしい)

・ヤンデレと奉仕概念を組み合わせると邪悪だし、ねえ? みたいなメモを発見したはいいものの、読解に暫くの時間を要し、これメモの意味ねえなとの結論に達した。理路を省きすぎというか未来の自分に期待しすぎというか。アホやでこいつは。 ・なんでヤンデ…

世界とセカイと人とキャラ

・いまさら某ブログの存在を知ったので、気になった話題に空中反応。こういう経緯で知るというのも悲しいことだけれど。ネットストーカー的素養が足らんなあと最近よく思うところです。 ・創作において、理由なく人間が人間に惚れるのは非常に願望充足的かつ…

もうちょっと

・個人的な感慨を乗せないと何書いてもあんまり意味ないよな―、とさっき書いたものを見つつ。 ・自分にしか読めない独り善がりで意味不明な糞文章をこそ志向せねばならない訳です。

世界を糊塗する心的領域

・「なぜ邪気眼(中二病と称される振る舞いを含む)は駄目なものとして扱われるのか?」という問いから始めたい。 ・邪気眼の悪さは、たとえば周囲との軋轢を生むこと―――会話が成立しない、団体行動が乱される、などといった―――や、たとえば経験者の感じる恥…