2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

備忘:家族について

・『家族計画』における「家族」は喪失と憧憬の対象であって、無条件にその価値が認められたものとして語られる。或いは、キャラクターがその価値への認識を再獲得することが物語の終着として機能する。また司の主観においては、彼らの形成する擬似家族の性…

無為式の体現(読んだ人間が不幸になる記事)

・西尾維新は人間が描けていないから駄目だという類の批評を見た瞬間クソがーという感じになるのだけれど、それは「小説は人間を描かねばならない」という規範を押し付けられるのは御免だというだけの話でしかなくて。 ・規範の押し付けをこそ疎んでいる訳で…

まんがのそくどのひみつのひけつ

・時間によって変化が発生するというよりは、変化を知覚するための変数として時間が要求されている、という捉え方の方が人間の認識の感覚にそぐう気がする、とか。つまりその、何かの変化を通してしか人間は時間を認識できない、ということ。 ・たとえば漫画…

ヤンヤンつけボー(おいしい)

・ヤンデレと奉仕概念を組み合わせると邪悪だし、ねえ? みたいなメモを発見したはいいものの、読解に暫くの時間を要し、これメモの意味ねえなとの結論に達した。理路を省きすぎというか未来の自分に期待しすぎというか。アホやでこいつは。 ・なんでヤンデ…