えろげ
・日常性と異常性の程よく同居した自動的な人間を実現するイマの同期性自我拡大症候群と、C†Cにおける群青色との相似について、みたいな話をした。 ・直接的な前作ネタとか世界観の繋がりを示唆する設定と考えるよりは、ロミオの人の問題意識にふさう異常性…
・Marronから出ている竹井10日作品の肝は、狂騒じみた楽しい日常が各人の努力によって支えられていること、だと思う。 ・彼らは基本的に聡明であり、コントめいた会話や無茶な催しは意識して振舞った結果として成立する。より楽しく、より自由に、と日々を作…
・『家族計画』における「家族」は喪失と憧憬の対象であって、無条件にその価値が認められたものとして語られる。或いは、キャラクターがその価値への認識を再獲得することが物語の終着として機能する。また司の主観においては、彼らの形成する擬似家族の性…
・某氏に強烈プッシュされていた『とっぱら~ざしきわらしのはなし~』をコンプリートした。以下備忘録。 ・妖怪を扱う作品において、妖怪と人間とをどう対比しているか、というのが個人的には最も気になる問題だったりする。……妖怪という存在をどうやって人…
・『おたく☆まっしぐら』の善さは、容赦のないほどに精確なところだと思う。 ・完璧な「おたく」は恋愛などしない。信仰や姿勢の問題でもあろうけれど、それ以前にリソースの無駄だからこそ、人間との恋愛には積極的に関わらない。……というのは、作中の主に…
・人間は人間として生まれてくるんじゃなくて、生きながら人間になっていくものなんだよ、ってARMSに出てきたすごい婆ちゃんが言ってた。生物種としてのヒトと在り方としてのヒトとの対置、と纏めていいのかしらん。 ・後天的に獲得されるべきヒトとしての資…
・あはーとか言ってる感じの琥珀さんがあんまり好きじゃなくてですね、とかなんとか。いわゆる黒幕キャラとしての琥珀さん。 ・今のメルブラに搭載されてるか知らないんだけど、初代の頃の琥珀さんは一定時間以上しゃがんでると遠野家の転覆乗っ取り計画につ…
・奈須きのこの文体の話、に反応して自分のルーツであるところの月姫の文体を確認、びっくりするほど月姫っぽい文を書いている現状に気付いて無事死亡した。 ・とりあえず月姫の文体は全体として(歌月以降に比べると)こなれてない―――句読点のルールが特に…
・いじめっ子の側こそが実は弱いとする論理はかなり危険なので取り扱いに注意した方がよいのでは、とか思ったのを発端に電波を飛ばす。 ・被攻撃者を「実は」優位である/格上であるとする論理は、被攻撃者に強者故の寛容を強要する、転倒した構図を容易に招…
・星空☆ぷらねっとについて、数年前に一度やったきりの記憶を引っ張りだしつつ与太を垂れ流さんとする極めて胡乱な試み。 ・真田恭子さんルートの終盤、最後の山場。あのシーンでは、弟を喪ったヒロインの護り手として主人公と恋敵のどちらが適格か、という…